「恋人」グレン・フライ

 今日は温泉に行ってきました。と言っても温泉のある旅館に宿泊したわけでもなく単に温泉のある施設に行ってきただけですが楽しめましたよ。うん。

 ぬるめの湯船に半身浴で20分も浸かっていれば全身はぽっかぽか、毎日の忙しい仕事の事も忘れストレスまで汗と一緒に無くなってしまいそうでした。

 気分がよくなると鼻歌のひとつも歌ってしまいそうになりますが公衆の面前でそーゆーわけにもいきません。周囲に人がいなくなったのを見計らって小声で歌ってみたりしています。

 で、お風呂でよく頭に浮かぶ曲と言えば私の場合はグレン・フライの「恋人」ですね。自宅の風呂では歌いません。必ず銭湯などの湯船の大きなところでしか浮かんでこないのです。

 グレン・フライは言わずと知れたイーグルスのメンバーです。イーグルスは1980年のアルバム「ロング・ラン」発表後活動を休止しませたが(90年代になって復活)彼自身は音楽活動を続け1982年に初のソロアルバム「ノー・ファン・アラウド」を届けてくれました。

 このアルバムは当然イーグルスの色彩を感じる部分もあるのですが彼自身の好みであるR&B色の強いサウンドの仕上がりが印象的です。

 もともとイーグルスってカントリーフレイバーの強いグループでした。しかし、オリジナル・メンバーのバニー・レドンの脱退でカントリー色が後退し、ドン・フェルダー、ジョー・ウォルシュの加入でハードで洗練されたウエスト・コートサウンドへ変貌していったのでした。

 そしてたどり着いた極みが「ホテル・カリフォルニア」でした。いつ聴いても「すごい」と言う感想しかないこの最高傑作(多分)がグループの進退を困難な物にさせたのは想像に難くありません。次をどうすればいいのかと

 そういえば雑誌のインタビューでグループの解散についてドン・ヘンリーは「潮時だからやめるんだ」と答えていましたがグレン・フライは「あんな作品(ホテル・カリフォルニアのこと)を作ったら後はないよ」と正直な感想を漏らしていましたっけ。

 ソロの作品でグレン・フライはふっきれたらしく見事にレイド・バックしています。原点回帰というわけで好きな音楽を好きなように演奏しているよう聴こえます。ゆえに息抜き感が聞き手にも同調して風呂場で鼻歌状態になると勝手に解釈しています。

 このアルバムでは冒頭の「サムバディ」で強力に使用されているようにサクソフォンが随所に使われておりレイド・バック感を醸し出しています。

 「恋人」ではゆったりと響くその音色が気持ちをリラックスさせてくれます。歌詞の内容はなかなかシビアですが英語がようわからん身には気になりませんのでご安心(私だけ!?)

 初めて東京の銭湯に行ったとき洗面台の前に座るとシャワーが鏡の上部に固定されていて角度を調整して使用する方式にカルチャーショックをうけました。その当時にラジオから流れていたのが「恋人」でした。あれから数十年、頭の中に刷り込まれた思い出とともに広い湯船につかるとサクスフォンが響きはじめてしまうのです。

 一度聴いてみてください。いい曲ですよ
ノー・ファン・アラウド

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