「オウン・ウェイ」フリートウッド・マック

 最初にこのグループを見たのはNHKの番組でした。たしか「タスク・ツアー」の日本公演でのコンサート模様を放送したものだったと思います。まあ、単純なライヴ映像を流しただけの物でしたがその中でリンゼイ・バッキンガムのギターにはしびれましたね。

 ライヴですから演奏の模様が映像で見られるのですが曲の間奏部でギターソロの部分でギタープレイがアップになるとなんとリンゼイはピックを持っていないのでした。

 当時、アコースティック・ギターはアルペジオの必要性から指で弾くことは理解していましたがエレキ・ギターは必ずピックを使って弾くものだと思っていましたからこれには驚きました。またこれがかっこいいんだな。

 で、その時に見たのが「オウン・ウエイ」だったのです。この曲はグループ最大のヒット作となったアルバム「噂」に収録されており同アルバムからのファースシングル(最高位10位)です。

 「噂」はグループの代表作というだけではなく70年代最高のポップアルバムの誉れ高き傑作と呼ばれています。アメリカのビルボード誌にて1位獲得回数31週(ロック・ポップ分野で当時の史上最高記録)、1800万枚(手元の資料)を売り上げたベストセラーです。

 ただし、後に史上最高記録を更新したマイケル・ジャクソンの「スリラー」(37週間1位)とは違って少なくとも日本全体で大ブームになったというわけではありませんでした。当時、スティービー・ニックスが日本の男子中高校生の間でアイドルだったなんて記憶はまったくありません。

 人気があったのはキャンディーズやピンク・レディで洋楽で言えばカレン・カーペンターやオリビア・ニュートンジョンであって、フリートウッド・マック自体を知っている学生なんぞは学年全体(200人)で2~3人といった有様です。都会ではどうだったかは知りませんが・・・

 「噂」はアメリカにおいては1年以上にわたって延々と売れ続けたため何度も1位に返り咲いています。先の記録も連続の物ではないのですね。このため初夏の頃に友人宅へ遊びに行った際、月刊誌のアルバムチャートで「ほう。ルモアーズ(?)が1位か」と感心した同じ年の冬に「あれ?半年前の雑誌がまだある」と12月号の同誌を勘違いした記憶があります。

 アルバム「噂」には歌詞カードと対訳がついていて「オウン・ウエイ」の歌詞にも惹かれるものがありました。「自分の道を往け、それが孤独な道であったとしても・・・」みたいな歌詞でしたか?。なんだか妙に共感したんですね。進路について自分の選択を信じようとしていたからだったと今では思えるのです。

 そういえば今でも自分に景気を付けたい時に聴いているわ・・・。何十年経ってもあんまり進歩していない自分に唖然としてしまった。・・いや、曲の持っている力だということにしとこ。


この記事へのコメント

2006年08月24日 10:32
おはようございます。
その、NHKの番組、見たかも^^ゞ
私も、スティービー・ニックスにガツ~ンとやられたのは、大学に入ってからでした(笑)。それ以前、私はキャンディーズ派です^^ゞ
2006年08月27日 01:31
こんばんはshigeさん。
キャンディーズは意外(?)にも洋楽をステージで取り上げている様でした。コンサートを見に行ったらミキちゃんがスティービー・ワンダーの「愛するデューク」をカヴァーしていてびっくりした記憶があります。

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