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zoom RSS 「ニュー・キッド・イン・タウン」イーグルス

<<   作成日時 : 2006/09/02 00:52   >>

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 イーグルスの有名なアルバムに「ホテル・カリフォルニア」という傑作があります。アメリカ建国200年記念の1976年に発売されました。本格的なヒットは77年になってからですがピーター・フランプトンの「カムズ・アライブ」やスティービー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」と並ぶ70年代を代表する作品といってよいでしょう。

 イーグルスは一般的にウエスト・コートを代表する爽やかなイメージのバンドなのですがこれは明らかにデビュー当時の印象にすぎません。「テイク・イット・イージー」の頃は確かにその通りだったかもしれませんがこのアルバムにはそのような気配は見受けられません。

 このイメージの変化、すなわちサウンドの変化はメンバーチェンジによる物と考えられています。初期におけるサウンドの主体は俗に言うところのアメリカ西海岸の地域性=ウエスト・コート・サウンドとバンドのバーニー・レイドンのカントリー志向が混在していました。

 無論、後の中心人物であるグレン・フライとドン・ヘイリーの志向が無視されていたわけではありませんがまだまだ地域性に密着したバンドだったわけですね。もっともアメリカの土着音楽といえばやはりカントリー・ミュージックなのでしょうから「自然」ではあります。

 最初の変革はアルバム「オン・ザ・ボーダー」から始まります。サウンド面でロック色を強化するため後の「ホテル・カリホルニア」のソロで見られるようなハードなギタープレイに特色があるドン・フェルダーが加入したのでした。

 次作「呪われた夜」でその才能は結実しタイトル曲は大ヒット、ニューヨークの新聞に「セクシー&スウィーテスト・ソング・フロムLA」と掲載されその人気は西海岸から全国へ広がり商業的に大成功を収めたのでした。

 ちなみにこの当時に組まれたベスト盤「1971−1975」は全米bPに輝き、その後も売れ続け2006年現在ではアメリカ国内において最も売れたアルバムとして売上記録の頂点に立っています。
 
 この記録の凄いところは途中でマイケル・ジャクソンの「スリラー」に抜かれたものの抜き返したところにあります。アメリカにおけるイーグルスの根強い人気を証明していますね。(全世界規模ではマイケルの方が上ですが)

 2度目の転機はバーニー・レイドンの脱退とジョー・ウォルシュの加入です。ジョーの加入は言うまでもなく更なるロック色の強化に繋がりました。「駆け足の人生」におけるギター・プレイを参照のこと。そしてバーニーの脱退はカントリー色の後退を意味しています。

 そんなわけで「ホテル・カリフォルニア」は非常に洗練された都会的なアルバムになったわけです。変な例えですが同じカリフォルニア州のなかでも砂漠に近い地域からロスの中心街へ移り住んだといった感じでしょうか。

 そんなソフィティスケイトされたアルバムの中で唯一のオアシス的存在が「ニュー・キッド・イン・タウン」です。完成度が高いと感じられる曲、例えばタイトル曲の「ホテル・カリホルニア」は完璧な傑作でしょう。でも完璧すぎて時に息苦しさを感じる事が私にはあるのです。

 都会然とした楽曲群、それは幾何学的なというか整然とした美しさで私に感動を与えてくれますが同時にコンクリートで固められたような窮屈な感覚をも含有しているように感じさせます。ゆえにちょっとだけ土と草の香りのするこの曲に心を惹かれるのだと思います。

 多分、この「ちょっとだけ」はグレン・フライの音楽的な志向からの影響でしょう。都会的なんだけど僅かにカントリーフレイヴァーのする彼のソロアルバを聴いてみると私はそう感じてしまいますね。

 「何回でも続けて聴ける」という意味でタイトル曲とは違うポジションにある名曲だと思いますがどうでしょう?

 
ホテル・カリフォルニア
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「ホテル・カリフォルニア」:イーグルス
イーグルスといえば「ホテル・カリフォルニア」というのは、ア・ウンの呼吸と言うか、もはや公理というべきか、やっぱり常識というのでしょうか…もっとも私が個人的にお気に入りなのは別のアルバムなんですよね(笑)。 でも、やっぱイーグルスを出す時には、コッチの方がいいんじゃないかなぁ〜と思って取り上げました。 ...続きを見る
「洋楽と美味しい水」のshigeland
2006/09/04 00:00

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
さっそくお邪魔しました(^^♪
「恋人」グレン・フライも読ませていただいた上でコメントさせてもらってます。
周りが「ホテル・カリフォルニア」を持ち上げれば持ち上げるほど冷めていきますね〜
記事に書かれた「完璧過ぎて時に息苦しさ・・・」まったく同感です!
あと別記事に書かれていた解散時の二人のコメントの相違も面白かったです。
ジャム80
2006/12/25 00:51
こんばんは。いらっしゃいませジャム80さん
先日はコメントの件で失礼いたしました。70〜80年代の洋楽は熱心に聴いたのでつい反応してしまいます。イーグルスの曲では淡々と歌う感じの「いつわりの瞳」も好きです。
不思議の音楽館
2006/12/26 00:05

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