「愛するデューク」スティービー・ワンダー

全盲でありながらモータウンレコードに見出されデビュー。

1962年には「フィンガー・ステップス第2番」でビルボード
の頂点を射止めた男。

20代になった70年代には自らをプロデュースし「トーキン
グ・ブック」、「インナーヴィジョンズ」、「ファースト・フィナーレ」
の3部作でグラミー賞を独占。

ポール・サイモンが「ワンダーの新作が発売されなかったお
かげでグラミーを獲得できた」と言わしめたスーパークリエイ
ター。

そんな彼が2年半ぶりに満を持して発売した超大作「キー・
オブ・ライフ」からの第2弾シングルが敬愛するデューク・エリ
ントンに捧げた「愛するデューク」だ。

と説明はするもののそんな背景は全然知らなかったし、大体
ラジオで聴いただけでステービーが全盲なんて分からないし
(当たり前)デューク・エリントンてだれなの?

デュークは公爵って意味だから偉い人なんだろうけど・・すい
ません勉強不足でした。

デューク・エリントンはJAZZのビックバンドのリーダーで音楽の
みならずファッション、ステージ衣装すら常に注目された伝説的
な存在です。

そんな楽曲をはじめて聴いたのがキャンディーズのコンサート映
像でミキのソロパートであったとは・・。いや、人生、意外なところ
で意外な楽曲にめぐりあうものですなあハハハ。

もっともキャンディーズのメンバーはアメリカンポップスにはかな
り詳しくてモータウンサウンドにも興味を示していたみたいだか
ら意外と言うのは偏見かもしれません。

実際にキャンディーズのコンサートに行くとヒット曲の合間に洋楽
のメドレーを聴いたような聴かなかったような・・行ったのは間違い
ありませんが記憶があいまいです。すいません。

そんなわけで出会いはアイドル経由でしたが調べてみると偉大
な存在でした。

残念な事にこのスーパークリエーターのクリエイティヴ・ピークとい
うべき「トーキング・ブック」から「キー・オブ・ライフ」までは現在進行
形で体験する事が出来ませんでした。

「スティービーがあと2年アルバム制作に時間をかけてくれたらなあ」
と思うのはいささか不謹慎なのでしょう。

そんなわけで実際にワンダーの新作を現在進行形で聴いたのは「シ
ークレット・ライフ」からです。

テーマは植物だったせいかそれまでの躍動感からは少々遠い仕上
がりだったように記憶しています。

アルバムは仕方ないとしてもシングルの最初が「愛の園」だったの
はどうだったのかと思います。そう、西城秀樹さんがカヴァーして子
供達と歌ったあの曲です・・・。

ま・まあ、何はともあれ「愛するデューク」はファンキーだし素晴らしい
曲です。歌詞もデューク・恵リントンだけでなく他の敬愛するシンガー、
ルイ・アームストロングやエラ・フェッツジェラルドなども出てきて文句
なしに楽しませてくれます。

何よりも70年代のスティーヴィーには楽曲に勢いが有った様に思えま
す。勿論この後も「マスター・ブラスター」や「心の愛」「カンバセイション
・ピース」といった傑作を残してはくれてはいます。

でも、それはある種の穏やかさというか成熟を伴っており、「熱さ」とい
う点においては70年代、それも「キー・オブ・ライフ」が頂点だったと思う
のです。

マイケル・ジャクソンのアルバムのようにリアルタイムで「心の詩」あた
りから聴いていれば別の判断もあったかもしれませんが・・。


キー・オブ・ライフ
USMジャパン
2009-06-24
スティーヴィー・ワンダー

ユーザレビュー:
70年代の救世主st ...
最高傑作このアルバム ...
おこがましいですがこ ...
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この記事へのコメント

2009年08月30日 20:39
こんばんは。

自分がスティービーを知ったのはテープメーカーのCMに出ていた80年代前半でした。確か「Do I Do」が挿入歌だったと思います。後に全盲だと知りびっくりしました。まさに天才としか言いようがありません。

60,70年代の曲はあまり詳しくありませんが「エボニー&アイボリー」「心の愛」「オーバー・ジョイド」といった80年代の曲も印象的でした。
タートル
2009年08月30日 23:09
はじめまして。
サー・デュークは最高ですね
LPですけど持ってます
何回聴いたことか・・・。
2009年08月30日 23:49
かなやんさん、こんばんは♪

80年代ではやっぱり「心の愛」かなあ。バラード系のラヴソングもいいし、タイトな「パートタイム・ラヴァー」も良いです。やはり天才、世界で8番目の不思議(ワンダー?)と呼ばれる所以ですね。
2009年08月31日 00:05
はじめまして、タートルさん♪
70年代のスティーヴィーは本当に才能が溢れ出ている「彼ならでは」という感じの楽曲が多いと思います。
サー・ディークはそんな楽曲群の中でも極めて高い場所に位置するんじゃないですかね。

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