「不可能な仕事」

 先日の話。仕事の途中でプリンターが故障しているのが判明しました。インク補充用のランプが点灯したのでカートリッジを入れ替えたのですが印刷ヘッドの部分がピクリとも動かずランプも消えません。

 「一日様子を見ましょう」という後輩のアドバイスに従いまして翌日に電源を入れてみましたが状況は一向に改善されません。さてどうする?私は毎日パソコンから営業成績を入力して報告用に使用していますし後輩も多少使用していますから困っている様子です。

 経理の担当者に修理を打診しましたが見積もりだけで何千円かかかるとのご神託。「9980円で新品買える」そうなので午前中に後輩が近所の量販店に購入しに行く事になったのでした。

 昼食を終えて職場に戻るとプリンターは元のままでした。午後からお買い物かと思いきや後輩は開口一番「代わりに行ってきて下さい」。どうも午前中の仕事が押したようです。「私も暇じゃないんだけど・・・」、「それは承知しております」言外により困るのは誰でしょうと言われたようなものです。仕方ないか

 「んじゃ、営業車の鍵を出して」、「生憎、大きいほうの車しかありません」大きいほうってあのワゴン車か?普段は小型車を運転する私である。運転に自信などあろうはずが無い。渋々地下の駐車場へと向かったがそこには目を疑う光景があったのでした。

 地下の駐車場は横長の長方形で出入り口は北面の左端に一応2斜線の広さで設けられています。1Fに向かうには出口から直ぐに右折し急勾配を上らなくてはならないのですが右へのカーブがほぼ90度なので大型車ではとりなしが難しいのです。

 にもかかわらずカーブ前の出口に沿って車が直列に3台駐車されており件のワゴン車は一番後ろにあったのです。もう最悪!出せないよ、こんなの・・・

 すかさず総務係りへ電話「一番前の車を貸してくれない?」。「良く見てください。冷凍車ですよ」。ううっ、た、確かに。何でこんな車がうちの駐車場にあるの?「じゃ、2番目の車は?」。
「それはレンタカーです」だからなんでそんな車がうちの駐車場にあるの(泣)。

 しょうがないワゴン車を出す方向で検討しましょう。幸い後方に50センチほど空間があるので慎重にバックして右へ切り返せばなんとか前へ進めそうです。意を決して運転席に乗り込みハンドルの高さを確認、座席の位置を直そうとブレーキペダルに右足を置いたとき左足のポジションが無いのに気づきました。これって・・・まさか・・マニュアル・ミッション?

 冗談ではない(激)。確かに私の運転免許証はAT車限定とは記載されてこそいないが初めて購入した中古のトヨタターセル以来AT車以外には乗った事は無い。自慢じゃないが(本当に自慢ではない)マニュアル車など運転できるわけ無いではないか?冗談ではないがミッション車だけに任務(ミッション)失敗か?

 などと憤ってみてもギアのシフトレバーはH型だしペダルは3つあるし現実はかようにきびしい。どうする?後輩に「マニュアル車だから運転できない」というのもいまさら格好が悪いか?でも半クラってどうやるんだっけ?うーん・・・

 結局、さきほどの総務係りへ携帯電話で「後ろのスペースを見ていてくれない?」とお願いしバックのギアが繋がりにくかったものの何とか地下駐車場から脱出するのに成功しました。プリンターを買いに行くだけの仕事が危うく「ミッション・インポッシブル」になるところでした。

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